と言う事で、今日はヤンマー運搬車のエンジン修理をしていましたなぁ~やんです。
先日、82歳の馴染みの常連さんから電話がありまして。
「近い内にエンジンが掛からない機械があるから頼むわ。」と。
私「はいよ~。」
と、この時は刈払機かチェンソーだろうと思って居まして。
数日後夕方に電話があり、「今から持ってくわ。」と。
30分後位に来訪したので修理品を確認すると………。
私「!?」

こんなんが修理品として来たんですけど〜。
常連さんに聞いてみると。
「俺の連れが運搬車を長い事放置して連れが使おうとしたら全然エンジンが掛からなくて、俺が見に行ったらエンジンが雨晒しになってて俺が直そうとしたがアカンかったわ。連れにどうにかならんか?って頼まれてなぁ~やん君なら何とか出来るかと思ってエンジンだけ降ろして持って来たわ。」
私「おっおう……。」
常連さん「時間はいくら掛かっても良いし勿論掛かった金額は払う、なぁ~やん君が診て駄目なら諦めさせるから悪いが直してみてくれ。燃料タンクは洗浄してエンジンオイルは交換した。後はキャブが水浸しでアカンかもしらん。取り敢えず宜しく頼む。」と言って帰っちゃいました。
え〜と、私の副業は基本2ストの刈払機・チェンソーが専門なんだけど………。
まぁ、慣れてるし、やるか……。
と言う訳で作業開始。
キャブを早速バラす。
………予想通り、錆と変質したガソリンでエライことになっとる。めっちゃ腐ったガソリン臭がする。
取り敢えず全てのジェット類をバラしてキャブクリーナーの池にドブ漬け。
他の部分もバラして損傷を確認して洗浄。
取り敢えずエアクリーナー消失、燃料ホースパリパリ、燃料コックのパッキン・キャブのフロートパッキン共にパリパリ、スターターロープが切れそうな位かな。
スパークプラグとかはまだ綺麗だから大丈夫。
そして本日。
必要パーツをいつもの農機具屋で調達して作業開始。
取り敢えず簡単に終わる所から。

まず点火コイルとフライホイールの非接触マグネット部分の錆を除去します。
次にスターターオーバーホール後、新品スターターロープに交換して取り付け。
この時リコイルを数回引いて感覚を確認した後にインマニからエンジンコンディショナーを吹き入れて、初爆があるか?確認。
取り敢えず数秒間はエンジン始動したのでエンジン本体は大丈夫そう。
次にキャブを再度徹底的に洗浄して組み立てます。

キャブの洗浄だけで1週間と1時間半て……。
何とか納得する位になったのでエンジン本体に組み付けます。

はい。組みました。
その後燃料コックも徹底的に洗浄して燃料ホースも交換して取り付け。

燃料タンクも洗浄して取り付け。
その後エアクリーナーケース・エアクリーナーを取り付けて、エンジンオイルを確認後、燃料を入れてみます。
数分待つと……。
あらら、キャブのオーバーフローパイプとエアクリーナーケースから燃料がポタポタ出て来ました。
やれやれ。あれだけ洗浄したのにオーバーフローかいな。
なので再度キャブを取り外して再度洗浄。
そして再度キャブを取り付けて燃料コックをオンにしてキャブに燃料を流して数分待って確認。
今度はオーバーフローもしないし、各部から燃料漏れも無いからエンジンを始動させてみます。
何回かリコイルを引くと長い間寝ていたみたいで最初凄い量の白煙を上げながら「ポロン…ポロン…ポンポン…ポポポポポ〜」と無事エンジン始動。
エンジン暖機後低回転〜高回転迄のスムーズさを確認してキャブを微調整しながら安定したらアイドリングも調整。
まぁ、アイドリングが少し不安定だけど常連さんに動画を見せたら「それでOK」のサインが出たので気にならない程度に調整して置きました。

その後少し拭き掃除して完了しました。
そんな1日でした。